栗子隧道への街道ハイク

2021/10/11 「栗子隧道への街道ハイク」

萬世大路に興味のある13名の方々が散策にお越しいただきました。中には村山市の方もいました。萬世大路記念碑公園を経由し、旧栗子トンネルまで自然を満喫しながら歩きました。お越しいただいた方にアンケートをいただき、廃道とは思えない素晴らしい古道だったという声をいただき、すべての方に満足いただきました。

秋の散策会と植物勉強会が行われました。

2021/10/9 「秋の散策会と植物勉強会」

神保道子先生をお招きし、散策路で確認できる植物の勉強会を行いました。神保先生の説明と共に、秋の萬世大路の雄大な自然をを堪能しました。参加された方からは、ある樹木の材の利用について家具の木釘に使用したという貴重なお話をいただきました。

万世小学校5年生校外学習が行われました

2021/9/3 「万世小学校5年生の校外学習ガイド」

毎年恒例の万世小学校5年生の校外学習が9月3日に行われました。今年度も昨年度に引き続き2班に分かれて、萬世大路記念碑公園を見学し、その後旧栗子トンネルまで歩き土木遺産と万世地区の歴史と文化について学習しました。座学やクイズを交えながら学習を行い、楽しく学習をすすめることができました。

萬世大路散策が行われました 

2021/6/20 「萬世大路散策」

スタッフを含め 43 名は 2 班に分かれ、隧道まで往復 8.2キロを散策しました。前日の雨で下草は濡れ霧もかかっていましたが、すぐに晴れ、途中に茂る巨大なシダや草花たちに目をやり、沢の水音に聞き入りながら歩けば、大変さもそう感じることなく隧道に到着できました。それでも大汗です。

ふれあい号の鍋班は一足早く到着し、山菜鍋の準備。道のわきや沢近くには水菜やふきなどが自生し、材料は十分です。摘みたての山菜は香りも豊かで鍋に入れると鮮やかな緑色になりました。

隧道に到着した参加者は、保存会ガイドの丁寧な説明に、明治の人達の偉業に感心したり改めて見入ったり。隧道の奥から吹く涼しい風で汗も引き、山菜汁を楽しみました。

萬世大路を歩く会が行われました

2021/7/10  「世大路を歩く会」

 令和3年7月10日(土)に、福島県と山形県の萬世大路に関係する機関・団体による「萬世大路連絡会」歩く会が総勢50名によって行われました。刈安除雪ステーションに集合し、栗子隧道の往復した後に福島側に車で移動して東栗子トンネル東口から二ツ小屋隧道を抜けて烏川橋で遅いお昼をとり東栗子トンネル東口に戻って解散というコースでした。

二ツ小屋隧道 

栗子隧道 

お昼の時間に代表が集まり、今年10月3日は明治14年の開通並びに明治天皇御巡幸から140周年を迎えるので、コロナ禍の中でどのような行事を行うのがよいか意見交換をしました。その結果、東北中央道の開通と道の駅米沢開業に関連して国交省栗子国道維持出張所から道の駅米沢に移設された際に、汚れ落とし作業中に採取した栗子隧道碑記の拓本を、国交省で懸垂幕のように印刷してくださいましたので、10月3日に一般公表・披露することになりました。また、二ツ小屋隧道保存会で再発行した「旧名中野新道萬世第路事業史」の紹介。140年前の山形県土木課長だった髙木秀明の「公務日記」・「栗子隧道工事始末記」の読み下し説明を連絡会会員に紹介していくことを話しあいました。また、今年は連絡会に2団体から入会希望があり、お昼の意見交換会の中で代表の皆さんの了解が得られたので報告いたします。万世大路連絡会の構成員は下記のとおりとなりました。

萬世大路連絡会 構成員

  歴史の道土木遺産万世大路保存会、万世大路研究会(福島市)、万世大路を歩く市民の会、国土交通省福島河川国道事務所、国土交通省山形河川国道事務所、福島市建設部、米沢市建設部、福島県県北建設事務所、山形県置賜総合支庁建設部

  なお、福島市吾妻地区郷土史談会と飯坂町史跡保存会の2団体から入会依頼があり、今回の歩く会での会合により新規会員に認められました。

顧 問 後藤 源、 後藤 光亀

事務局 歴史の道土木遺産萬世大路保存会

JR駅長オススメの小さな旅が行われました

2021/7/18 「JR駅長オススメの小さな旅

 JRの「ちい旅」での開催は今回で、5回目となりました。この小さな旅は南東北を中心に展開するイベントです。栗子隧道トレッキングは、おとなり福島県とのつながりもあってか、年々福島県からの参加が増えてきております。歴史・文化を伝えるレガシーとして地元保存会の皆さまの取り組みが「ちい旅」ファンの中でも語り継がれて来ているのではないかと推察いたします。

米沢駅長の私、佐藤は生まれも育ちも米沢でありながら、栗子隧道のことは知る由も無く、改めて四方を急峻な山々で囲まれた地形が、山形の経済発展の足かせとなっていることに気づかされました。そうした先人の先見の明と努力が現在の峠越えの基礎を築いたのだと、今回の「ちい旅」で学びました。保存会の皆さまのあくなき探求心により貴重な観光資源として、磨きがかかり多くの皆さまに来て、観て、理解を深めていただくけるようJRも取組んでまいりたいと思っております。

米沢駅長 佐藤 文俊