2021/7/10 「萬世大路を歩く会」
令和3年7月10日(土)に、福島県と山形県の萬世大路に関係する機関・団体による「萬世大路連絡会」歩く会が総勢50名によって行われました。刈安除雪ステーションに集合し、栗子隧道の往復した後に福島側に車で移動して東栗子トンネル東口から二ツ小屋隧道を抜けて烏川橋で遅いお昼をとり東栗子トンネル東口に戻って解散というコースでした。
二ツ小屋隧道
栗子隧道
お昼の時間に代表が集まり、今年10月3日は明治14年の開通並びに明治天皇御巡幸から140周年を迎えるので、コロナ禍の中でどのような行事を行うのがよいか意見交換をしました。その結果、東北中央道の開通と道の駅米沢開業に関連して国交省栗子国道維持出張所から道の駅米沢に移設された際に、汚れ落とし作業中に採取した栗子隧道碑記の拓本を、国交省で懸垂幕のように印刷してくださいましたので、10月3日に一般公表・披露することになりました。また、二ツ小屋隧道保存会で再発行した「旧名中野新道萬世第路事業史」の紹介。140年前の山形県土木課長だった髙木秀明の「公務日記」・「栗子隧道工事始末記」の読み下し説明を連絡会会員に紹介していくことを話しあいました。また、今年は連絡会に2団体から入会希望があり、お昼の意見交換会の中で代表の皆さんの了解が得られたので報告いたします。万世大路連絡会の構成員は下記のとおりとなりました。
萬世大路連絡会 構成員
歴史の道土木遺産万世大路保存会、万世大路研究会(福島市)、万世大路を歩く市民の会、国土交通省福島河川国道事務所、国土交通省山形河川国道事務所、福島市建設部、米沢市建設部、福島県県北建設事務所、山形県置賜総合支庁建設部
なお、福島市吾妻地区郷土史談会と飯坂町史跡保存会の2団体から入会依頼があり、今回の歩く会での会合により新規会員に認められました。
顧 問 後藤 源、 後藤 光亀
事務局 歴史の道土木遺産萬世大路保存会