8回目を迎えた今回は、入間川駅長が所用の為に参加できず、佐々木博一副長に随行していただきました。とはいえ、山形県内でここだけ『晴れ』という素晴らしい天候に恵まれて、いざ出発というとこで大型バスの手配手違いで急遽ジャンボタクシーを手配することになって、やや待ち時間・・。その間に行程説明や注意事項をお伝えし、2台のジャンボタクシーで栗子山へ。米沢砕石事務所で入山記帳簿に記帳していよいよ入山。参加者のうち二割ほどが初めての参加でした。
当日は晴れ渡る青空の下で何と言っても、ここまで綺麗だったかと疑う度、エゾアジサイが主役でした。ただ、天気が良すぎて気温も上がり、歩く度に水分の補給を促して進みましたが、初めての参加者はペース配分も分からず、下りの事を考えて、上りもあとわずかというところで、随行していた救護車に乗り込むことになりました。
予定の時間どおりに隧道に到着。お昼を摂って隧道の歴史を学んで集合写真撮影。昭和の隧道入口脇のブナには実がついていたので、皆さんに見ていただきました。今月5日の山形新聞では『本県のブナの実「並作」予測』として、記事の内容は、福島県を除く東北五県の開化上京し結実予測を東北森林管理局が発表し、2022年以来の並作というものでした。散策の下りは、2箇所で小休憩をとって全員歩いて下ることが出来ました。
朝に続いて、萬世大路記念碑公園でトイレ休憩。男子トイレが故障中で皆さんには御迷惑をおかけしました。
万歳の松では、幹の中に蟻が入り込んでいるのを見かけて、大切な景観樹木の保全には積極的に手を尽くしてくださいと参加者からお話をいただきました。米沢市に定期的に樹木の健康診断をしていただくよう、申入れをしていきたいと思います。なお、米沢市さんには、3月には萬歳の松・駐輦碑の説明看板を更新していただき、本当にありがとうございました。 今回は山形市・米沢市・仙台市・福島市・郡山市から、50歳代から70歳代の計11名の参加者があり、アンケートをいただき整理しましたところ、二つの坑口と萬世大路エピソードに興味を持たれた方が多い事が分かりました。また、栗子山の大自然も大いに評価を受けていて、違う季節にも来てみたいとの回答も目立ちました